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Sociaクラウド Essay Vol.04

「働き方改革」における長時間労働の改善。失敗しない残業禁止令のポイントとは?

「50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」を目指して、政府が推進する「働き方改革」。

この働き方改革において、解消すべき課題となっているのは「長時間労働」「非正規と正社員の格差」「労働人口不足」の3つ。

中でも対応が急がれるのが、「長時間労働」の解消です。長時間労働を解消するための方法として、企業によっては残業禁止令を設けています。

今回は「働き方改革」「長時間労働を解消する残業禁止令」をメインに、働き方改革を進めるための「勤怠管理システムの導入」についてご紹介します。

働き方改革とは?

働き方改革が進められる背景についてご紹介します。

働き方改革はなぜ実施された?

働き方改革を実施した背景には、日本の生産年齢人口の減少があります。生産年齢人口は労働力として期待できる15歳~64歳までの人口のことで、日本の生産力・国力に大きく関係しています。

出生率の低下から、生産年齢人口は総人口よりも速いペースで減少していて、2051年には5,000万人前後になるといわれています。こうした生産力・国力の低下への対策として、働き方改革が実施されています。

労働力不足を解消するために

労働力不足を解消する方法としては、「働き手の増加」「出生率の向上」「労働生産性の向上」という3つの対策が考えられます。

高齢者や女性などが働きやすい環境を整えたり、将来の働き手である子どもを育てやすい環境を作ったりすることで、労働力を確保します。労働生産性の向上は、労働力が減少しても全体の生産を落とさないための対策です。一人ひとりの生産性を高める、時間あたりの生産性を高めるといった方法が考えられます。

人事や管理部は知っておきたい!企業に求められる「長時間労働」の改善

働き方改革を実現するために、最も重要視されているのが長時間労働の改善です。長時間労働は過労死や精神疾患といった問題を引き起こすだけでなく、出生率の低下にも影響を与えると考えられています。長時間労働の改善は健康の確保だけでなく、家庭と仕事の両立においても大きな課題となっているのです。

長時間労働を解消する「残業禁止令」

長時間労働を改善するための方法として、企業では残業禁止を掲げる動きも見られます。残業禁止令をうまく活用できれば、長時間労働は大きく改善できます。

しかし、闇雲に禁止令を出すと現場は混乱し、トラブルに発展してしまうこともあります。残業禁止を定める場合は、注意点についてもしっかり理解しましょう。

残業禁止令の注意点

例えば、仕事の持ち帰りや早出が増えるという懸念があります。残業を禁止しても仕事量が変わらない場合、これまで残業してこなしていた分の仕事を別のところでこなす必要があります。それが自宅への持ち帰りや、始業時間前の早出です。残業をなくしても仕事をしている時間は結局変わらず、むしろ悪化する可能性も考えられます。

また、残業ができないことから時間を気にするようになって社内のコミュニケーションが減ったり、教育に時間を掛けられなくなったりといったことも考えられます。残業禁止令を出す際には単に残業をなくすだけでなく、その分のしわ寄せをどう解消するかをしっかりと考えましょう。

戦略的な残業デーの導入

長時間労働を改善する方法としては、週に一度の残業デーを作るという方法も考えられます。1日だけ残業できる日を設けることで、残業ができないことのしわ寄せをある程度解消することができます。残業できる日を限定することで、定時退社が基本という意識が生まれる可能性もあります。

勤怠管理システムの導入

勤怠管理で社員一人ひとりの労働時間を正確に把握することで、業務が滞っていたり、集中しすぎていたりする部署・人がわかります。そのために効果的なのが、勤怠管理のシステム化です。

就業状態の正確なデータから、業務の無駄を発見する、または最適な人事を行うことで、残業時間の削減につながります。また、勤怠管理システムは、ヒューマンエラーや管理業務、コストの削減にも役立ちます。

 

働き方改革では長時間労働の是正が大きなポイントとなり、企業でもさまざまな取り組みが行われています。残業を規制する際にはそれによって起こるトラブルなども想定し、無理なく長時間労働を改善できるよう工夫しましょう。

人事業務の課題に対して、多くの課題解決を実現した専門コンサルタントがご相談を承ります。

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