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Sociaクラウド Essay VOL.05

働き方改革で企業が注意すべき労働基準法。違反や罰則とは?

働き方改革が叫ばれる中、これまで以上に注目されているのが「企業の労働基準法違反」です。知らず知らずのうちに労働基準法違反を犯している企業も多く、摘発されるリスクが高まっています。長時間労働やサービス残業による事件のニュースバリューは大きく、万が一、労働基準法違反による事件が発生した場合、企業のイメージやブランドが大きく傾きます。そこで今回は、働き方改革で企業が注意すべき労働基準法の違反と罰則についてご紹介します。

「知らなかった」では済まされない現代だからこそ、企業の人事部は労働基準法違反とその罰則についての理解を深めましょう。

働き方改革で要注意の労働基準法とは?

労働基準法は1947年に制定された、労働者が適切な報酬を得て安定した生活を送るための最低限の条件を定めた法律です。労働者が一方的に不利となる契約を押し付けられないよう、労働条件は経営者と労働者が対等な立場で決定すべきであるという理念を持ち、それを実現するためのさまざまなルールが盛り込まれています。

労働基準法は、主に以下の5つに分かれています。

労働契約に関するもの

契約の内容や違反の例、契約期間の規制、契約時に労働者に明示すべき労働条件の項目などが定められています。

賃金に関するもの

「賃金は通貨で、毎月1回以上、一定の期日に、直接労働者に全額を支払う」という賃金支払の5原則を始め、各種手当など賃金に関するルールが定められています。

労働時間に関するもの

労働時間の上限や休憩、休日労働・時間外労働のルール、年次有給休暇など、労働時間に関するルールが定められています。

労働の制限に関するもの

年少者や妊婦・産婦など、労務が制限されるケースに関するルールが定められています。

就業規則に関するもの

就業規則の作成方法や届出方法、盛り込むべき内容など、就業規則の制定に関するルールが定められています。

労働基準法の違反と罰則

労働基準法は法律なので、違反すると罰則があります。働き方改革が進められていく中で、企業は労働基準法を違反しないように注意しなければいけません。労働基準法違反の罰則としては、以下のようなものがあります。

1年以上10年以下の懲役または20万円以上300万円以下の罰金

この罰則は、強制労働禁止規定に違反した場合に課せられます。強制労働禁止規定の違反は、労働者を暴行したり、脅迫したり、監禁したりして、労働者の意思にそぐわない労働をさせた場合に該当します。

1年以下の懲役または50万円以下の罰金

この罰則は、「中間搾取を行った場合」「15歳未満の若者を雇用した場合」「年少者や女性に身体的危険の高い坑内労働をさせた場合」に課せられます。

6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金

この罰則が課せられるケースは、非常に多岐にわたります。例えば、「均等待遇違反」「法定労働時間違反」「法定休日違反」「36協定違反」などが該当します。

30万円以下の罰金

この罰則が課せられるケースも多岐にわたります。例えば、「3年を超える有期労働契約を締結した場合」「賃金支払5原則違反」「変形労働時間制の協定届の提出義務違反」などが該当します。

働き方改革で要注意の労働基準法とは?

労働基準法の中には労働時間に関する規定もあり、違反すると罰金だけでなく懲役が課せられるケースもあります。働き方改革において労働時間の是正は大きな課題となっているので、特に注意する必要があります。

労働時間を適切に管理するためには、勤怠管理が重要です。きちんと勤怠管理を行っていれば正確な出勤と退勤の時間を把握できるので、長すぎる労働時間の改善に役立ちます。とはいえ、出勤簿やタイムカードといったアナログな方法では人的なミスや不正が発生しやすく、また集計に手間がかかります。そこでおすすめなのが、勤怠管理システムです。

勤怠管理システムは勤務時間を自動的に計算できるので、集計の手間がかかりません。現在の勤怠の状況をリアルタイムで確認できるので、その都度勤務状況を見直すこともできます。勤怠管理システムを導入することで、コスト削減や適切な時間管理など、さまざまなメリットを享受できるのです。働き方改革によって勤怠管理の重要性が増している今、システムの導入は検討してもよいのではないでしょうか?

働き方改革が進められる中で、今後も労働基準法違反の取締りが厳しくなることが予想されます。労働基準法を違反すると懲役を課せられるケースもあるので、違反しないように注意しましょう。

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