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Sociaクラウド Essay VOL.06

働き方改革による生産性低下の穴埋め、そして上乗せ

働き方改革の3つの柱のひとつ「長時間労働の解消」。これによって残業の規制が厳しくなり、仕事があっても残業を規定以上に続けることができなくなります。それによって懸念されるのが業績の悪化です。今後は、これまでよりも短い労働時間でこれまで以上の生産性が求められるため、社員一人ひとりのレベルアップが必要不可欠です。今回は、日本の労働生産性の問題、長時間労働の解消の内容、そして労働生産性を向上させるための目標管理と勤怠管理についてご紹介します。

日本の労働生産性の問題とは?

労働生産性とは1時間あたりに労働者が生み出すモノやサービスの指標で、よく時間給に換算され比較されています。OECD加盟国中日本は下位グループの水準で長年推移しており、G7中では最下位の常連です。

生産性の高い国々と経済的に競う合うためには、自然と長時間労働で競争力を補う図式となっています。結果、近年では長時間勤務による弊害、社員の健康問題や早期退社などが社会問題にまで発展しているのは周知の事実です。長時間労働、すなわち残業の多い会社は求人にまで悪影響を及ぼしています。良い人材の獲得が困難なことは会社の未来を左右する大問題です。

ドイツでは1日の労働時間は残業を含めて10時間と法律で定められており、違法に残業をさせた場合、会社ではなく上司がポケットマネーで最高約180万円の罰金を支払うことになっています。

罰則だけではなく、短時間で効率よく仕事をすることが会社組織の基本となっているドイツ。かつて長時間の残業が美徳とされていた日本。この意識の差は、これからの日本の経済活動の発展に大きく影響してくることでしょう。

働き方改革で残業ができなくなる?

働き方改革は端的に言えば、減少の一途をたどっている日本の労働人口を増加させるための施作で、主に以下の3つです。

働き手を増やす(労働市場に参加していない女性や高齢者)

出生率を上げて将来の労働者を増やす

労働生産性を上げる(長時間労働の解消)

 

いわゆる働き方改革の具体案ですが、会社にとって大きく影響を受けるのは、労働生産性の向上です。長時間労働の減少を政府は強く打ち出しており、残業の抑制方針をとっています。すなわち、会社としては残業が減ることによる生産性の向上を早急に計らなければならないことになります。

勤怠管理システムと目標管理で生産性を向上

立法や社会的要請に基づく残業の抑制に対処するためには、社員一人ひとりの生産性の向上が必要です。正確に社員の労働時間を管理して、就業時間に沿った達成可能な目標を作り上げて行く方策が、現状、有力と考えられています。

そのために導入を検討すべきなのは、長時間労働を発生させない、かつ正確な目標管理のための勤怠管理システムです。勤怠管理システムによるメリットには以下があげられます。

正確な出退勤時刻の把握

紙のタイムカードでは本人以外の打刻も可能で、正確な管理が難しくなります。また紙では手作業の集計になり、労務担当者の負担は大きくなります。

法改正への対応がスムーズ

労働基準法が改正された場合等、変更があらかじめ組み込まれている勤怠管理システムであれば法令遵守にも役立ちます。

就業時間のデータ管理

蓄積された就業時間の分析で、効率の良い目標管理ができます。就業時間の個人によるバラツキの発生は人事の参考資料にも役立ちます。部や、課のバランスの良い人事構成が可能です。
複雑な割り増し賃金を効率よく計算できる

 

会社には正社員、契約社員、派遣社員、フレックス制など、多くの就業形態の人材が存在します。ばらばらである賃金体系を簡単な作業で、正確に計算できます。

勤怠管理システムで目標達成時間や長時間労働の低減は可能ですが、会社の規模に合わないシステムを導入するとかえって、コスト増となります。メリットを最大限に生かすために慎重にシステムを選定しましょう。

 

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