エフエムNOW

TOPページ >> エフエムカレッジ >> 社会保険労務コラム「FSR通信」 >> FSR通信 vol.77 「特別休暇削減」を厳しく指導/添付書類および署名・押印等の取り扱い変更/主治医と産業医の判断が相違する場合

FSR通信 vol.77 「特別休暇削減」を厳しく指導/添付書類および署名・押印等の取り扱い変更/主治医と産業医の判断が相違する場合

目次

ニュース&トピックス
・「特別休暇削減」を厳しく指導
・添付書類および署名・押印等の取り扱い変更

気になる労務相談
□主治医と産業医の判断が相違する場合

ニュース&トピックス

「特別休暇削減」を厳しく指導

改正労基法の年休取得促進

厚生労働省は、今年4月施行の改正労基法による「年5日の年休の確実な取得」
に関連し、不適切な行為が広がらないように指導・注意喚起を強化している。

改正法39条7項では、年休付与日数10日以上の労働者に対して使用者は年間
5日の時季指定をしなければならないと定めており、同項は、30万円以下の罰
則付きの規定になっている。

しかし、この改正法施行後に問題視されているのが、同規定を実質的に無意味
にする不適切な取扱いである。具体的には、時季指定については法律どおりに
履行する一方で年間の休日日数を減少させて、従来どおりの労働日数を維持し
ようとするもの。

事例としては、使用者が独自に定めていた特別休暇を解消し、労働日に変更し
たうえで、年休の時季指定を取るというパターンがある。

厚労省の改正労基法Q&Aでは、こうした取扱いについて詳細な解釈を示してい
る。

労基署には、関連する相談が労働者から寄せられていることから厚労省では改め
て注意を喚起し、法改正の趣旨徹底に努めていくとしている。

添付書類および署名・押印等の取り扱い変更

事業主の事務負担の軽減を図り、以下の添付書類および署名・押印等の取り扱い
が変更となった。

~添付書類の廃止~
●健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届・喪失届
(厚生年金保険70歳以上被用者該当届・不該当届)
●健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額変更届

上記書類提出時に、取得・喪失年月日、改定年月日の初日が届出の受付年月日か
ら60日以上遡る場合、事実関係を確認する書類として添付していた賃金台帳の
写し、出勤簿の写し等が不要になった。

~署名・押印等の省略~
●健康保険被扶養者異動届、国民年金第3号被保険者関係届
●年金手帳再交付申請書
●厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書・終了届

上記書類の被保険者本人の署名(または押印)について、事業主が被保険者の届出
意思を確認し、届出書備考欄に「届出意思確認済み」と記載した場合、紙媒体によ
る申請では本人の署名(または押印)が、電子申請・電子媒体による申請の場合に
は委任状添付が省略できる。

<気になる労務相談>

□主治医と産業医の判断が相違する場合

Q:休職をしている従業員につき復職の判断のため、会社の産業医に面談を実施して
もらったところ、本人の主治医と産業医の判断が分かれてしまいました。この場合
どちらの診断が優先されますか?

A:両者で判断が分かれた場合、どのような理由で意見が分かれたのかを確認し、いずれ
の診断に信用すべき事情があるかを元に会社が判断して問題ありません。

産業医面談の信用性を担保するためにも、本人の同意を得た上で産業医から主治医に
対して意見聴取を行うなども必要になります。

 

★魅力ある情報提供を念頭におき、今後とも内容の向上を
図っていきたいと思っております。
ご意見、ご要望等ございましたら、ぜひご連絡ください。

人事業務の課題に対して、多くの課題解決を実現した専門コンサルタントがご相談を承ります。

ご相談フォーム
ご相談フォーム